【親の家計】FPの知識で親のライフプラン作成と家計管理!重要性と注意点を解説!

みなさん自分の親の資産は知っていますか?

親とはいえ、なかなか資産額を聞くのは難しいです。

でも老後を考えたら絶対に知っておいた方が良いところ。

そこで自分の家計管理で行ったライフプラン表作成を、親にも同じようにやってみましょう!

この記事では親のライフプラン作成の重要性と交渉術、注意点を紹介します!最後には私のリアルな実体験も記載しています。

ぜひ参考にして親孝行しながら将来に備えましょう!

目次

ライフプランとは?

ライフプランとは、人生のさまざまなイベントや目標を考え、それに必要なお金や準備を計画することです。

特に 今回お話しするライフプランは

人生設計とお金の管理」

を組み合わせた重要な考え方です。

親のライフイベントとして

  • 仕事やキャリア
  • 住まい
  • 健康
  • 老後の資金
  • 老後の過ごし方

などが挙げられます。

ライフプランを作成することで

  • 将来のお金の不安を減らせる
  • 目標に向けて計画的に準備できる
  • 収入と支出のバランスが分かる
  • 必要な保険や資産運用の方針が決まる

といったメリットがあります。

ライフプランを作ることで、「このままで大丈夫か?」という不安を減らし、計画的に行動できます。

【前提】完璧は目指さなくてOK

まず前提として完璧は目指さなくても大丈夫です。

この後ちょっと不安になるお話ばかりが続くと思いますので、先にお伝えしておきます。

親のライフプランを作成は、

  • 少しでも親の家計がわかる
  • 資産がわかる
  • 借金の状況がわかる
  • 安心できる

といったことが目的です。

こう

少しでも知っておくことが価値があるよ!

親のお金事情に関して、数年後数十年後には絶対に向き合わなければなりません。

完璧でなくても自分の親とお金の話ができるだけでも十分です。

気張らず読んでください^ ^

親のライフプラン作成の重要性

平均80歳以上まで生きる現代。

「親が安心して暮らすことができるか」ということは子どもにとっても気がかりになる点です。

ここでは、なぜ親のライフプランを作ることが重要なのかを解説していきます。

親の老後は自分の将来

親もいつかは高齢者になり、介護が必要になる時もあります。

もしもその時に親の資金が足りなかった場合、補うのは子である自分です。

金銭面で補う必要はなくとも、手続きなどを行う役目は基本的には子です。

その時急に親の金銭問題と直面して対応しきれるでしょうか。

そう考えると親の高齢化をライフイベントの一つとして計画に組み込んでおくと、より準備が整います。

こう

備えあれば憂いなし!

安心して老後を迎えられるだけの余裕はあるのか、借金の有無だけでも知っておくと安心です。

できれば親には望んだかたちで老後、最期を迎えてほしいですから。

もしもの時に困る

あまり想像したくないことではありますが人間は絶対に死にます。

突然死ぬ場合もあれば、病気で意思疎通ができなくなる、高齢化で認知機能が衰えるなんてこともあります。

例えば、

「親が急に介護必要な状態になった…」

  • 病院へ入院
  • 要介護認定の申請
  • 自宅で介護
  • 施設に入所

などのお金が絡むことが多いイベントが発生します。

現実的すぎる内容ですが、私はリハビリの仕事をしているのでこのような方々をたくさんみてきました。

こう

病気は突然に発症することが多いから事前準備がないと対応が難しい…

そんなもしもの事態が起こった際に少しでも準備ができていれば対応しやすくなります。

みなさんを不安にさせたいわけではありません。

読んでいる途中に不安になってしまった方こそ最後まで読んでくださいね◎

余計な保険や投資商品保有の可能性

余計な保険や投資商品などは金食い虫となり、家計からお金を吸っていきます。

知らず知らずのうちに自分の家族が上手く騙されて余計な商品を契約させられている可能性もあります。

実際に私の祖母は養老保険に加入していました。

まずそのことも知らなかったですし、満期が来たので再加入しようとしていました。

ちょうど父がその話を私に相談してくれたため、加入することはありませんでした。。。

状況を把握するだけでも聞く価値はありますので、まずは確認してみましょう。

後悔のないように

「完璧に後悔なく」

なんてことは難しいですが、お世話になった親には少しでも後悔ない時間を過ごしてもらいたいものです。

今まで一生懸命育ててくれたんですから。

そのためにも、

  • どんな老後を過ごしたいのか
  • やっておきたいこと
  • 挑戦したいこと

など、お金以外の話も共有しておきましょう。

最期を迎えた時に少しの後悔は残っても

「これができて少しは幸せだったのかな」

と何か1つでも良いことが思い出せると嬉しいですね◎

これはNG!交渉の際の注意点

自分の親でも1人の人間です。特にお金のことは話しやすい内容ではありません。

注意点を守ってライフプランを作成してあげましょう。基本的には「自分のやられて嫌なことはしない」ということは徹底しましょう。

NG①無理に聞かない

まずは無理に聞かないようにしましょう。

無理に話を聞くのは相手の心を開こうとする気持ちを阻害することになります。

結果的に、不安を煽ることになってしまい、関係性が悪くなるという逆効果に陥ってしまいます。

いくら子供でも、

  • お父さん今お金いくらあるの?
  • 借金隠しているんじゃないの?
  • 老後本当にお金足りるの?

なんて急に聞かれたら嫌です。

特にお金の話は、基本的に人に話す機会は少ないものです。

教えてくれないからと言って無理に聞くのではなく、タイミングを伺いながら少しずつ歩み寄りましょう

尊厳を守って聞くようにするのが鉄則です!

NG②怒らない・ケンカしない

怒ることは1番NGです。

もう二度とお金の話題に触れられなくなる可能性もあります。

  • なんで教えないのさ!
  • 親のお金は子供も知らなきゃないの!
  • 無駄遣いしてるんでしょ!

これらもいけません×

無理に聞くことと同じで、関係性の悪化を招く恐れもあります。

こう

穏やかに話し合っていきましょう♪

「怒られたから仕方なく教える」といったかたちは次の改善に繋がりません。

NG③情報を一気に伝えない

  • 年金額と資産取り崩していくらあるかな?
  • これ余計な保険だから解約して!
  • NISAに全部入れて!

全部の情報が大事なのはわかりますが、慌てず伝えていくことが必要です。

有益なYouTube動画を全部一気に見させてもパンクします。

興味のある場合であれば、

「そんなこと知らなかった!勉強になる!」

と良い反応を示す可能性はあります。

しかし、そもそもお金に関する知識が乏しい場合、頭がパンクしますし、興味もないような話はそもそも聞く耳を持ちません。

友達から興味のない分野の興味のないアーティストを紹介されても見ないですよね。

ですが、興味のないアーティストでも自分の好きな分野、アーティストとコラボしていたら少しは興味がでるかもしれません。

そのため、情報は一気に伝えるのではなく、

  • 特に関わりが強そうな分野
  • 興味がありそうな分野
  • 困ってそうな分野

1つずつゆっくりと伝えましょう。

焦る必要はありません。

こう

少しずつ理解してもらおう◎

NG④無理に理解を求めない

  • 絶対に家計管理して!
  • その保険は詐欺みたいなもんだよ!
  • NISA始めて!

急にこんなこと言わないでください。

お金関係の話は、前提の知識がある程度あるからこそ通じやすいものです。

突然、お金にかんする有益な情報を理解して行動しろと言われても無理があります。

押し売りは嫌われてしまいます。理解しようと思った時に教えられるように準備しておきましょう!

NG⑤否定する

  • そんなアナログな家計管理やめて!
  • 早く解約して!
  • それ浪費だから買うのダメ!

ケンカの火種です。

こう

親だけでなく人間関係において否定から入るのはNG×です

その人なりに理由があって、その方法に至っているはずです。

子供だからと言って、過程を知ろうともせずに否定するのはやめましょう。

まずは今の状況を受け入れる。

受け入れて経緯を聞いた上で、適切な情報を提供する。

肯定から入り、優しく穏やかに説明しましょう♪

資産額が聞きにくい人のための交渉術

「注意点を守ったとしても資産なんか聞きにくい!」

というのはごもっともです。

教えて!という一方通行でなく、

会話の中から引き出していくようにしましょう◎

この章ではそのコツ4つを解説します!

1.小分けに聞く

一気に情報を聞くのは難しいです。

「全部の資産教えて!」

なんて言われても、うちの子どもは私たちの財産をどうしようとしているんだと不安になるだけです。

こう

無理に聞かず少しずつにしましょう◎

例えば、

・この家って何年ローンで買ったの?
→○年なんだ!あといくらくらい?
→払い終わってるんだ!この家住めたのは父母が頑張って働いたからだね。ありがとう。

・最近スマホこのキャリアにしたら安かったんだよね!
→今どこの会社使ってるの?
→今は大手だけじゃなくていろんな会社のものがあるんだよ〜!

こういった会話の中から、少しずつ聞いていくのがおすすめです。

いきなり金額を聞かなくても、親の情報を聞いたり、自分の情報を伝えたりするのも良いです。

まずは親とお金関係の話をできる関係性を築くのが大事です◎

2.FP合格、FPで習った内容を伝える

「FP資格を取得した!」

ということはお金の話をするきっかけとしてとても大きなものです。

ファイナンシャルプランナーはお金全般の知識を把握できる資格です。

  • FPってどんな資格?
  • どんな勉強したの?
  • 資格取ったらどんなことができるの?

そういったところから話を広げていくのが有効です。

FPの勉強方法については、【家計の土台】15日でFP3級合格!勉強方法を徹底解説!で紹介しています。

3.自分の家計管理で得たことを伝える

自分の体験を伝えるのも興味を持ってもらいやすいです。

基本的に家計管理は面倒です。

面倒ですがそれ以上のメリットがあることを伝えなくては思い腰はなかなか上がりません。

自分が家計管理をする中で、

  • どんんなことが楽になったのか
  • お金は貯まったのか
  • 親がやってどんないいことがあるのか

といったことを体験を交えて伝えましょう。

こう

自分ができていないと教えられないですからね!

まず自分がやったことで起きた変化、そして親がやることでのメリットを体験を交えて提示してあげられるように説明しましょう。

4.日頃からいい関係を築く

日々の信頼関係はとても重要です。

いくら親と子であっても連絡を全く取らないのに急にお金の話はできません。

  • 日常的に連絡を取ったり
  • 電話したり
  • 会う機会を設けたり

など仕事で忙しいかもしれませんが、時間をとっておくことが信頼関係につながります。

その連絡が親を否定したり、ケンカしたり、自分の考えを押し付けたりといったよくない印象を与えないように気をつけましょう。

この世に生んで育ててくれた親ですが、1人の人間です。

子であっても自分を否定されることは嬉しくありません。

親の近況を聞いたり、悩みを聞いたりと子でありながら相談相手になれるような関係性を築いていきましょう。

私の実体験

私は実際に親のライフプランを作成しました。

関係性が悪くなることはなく、むしろよりオープンに話して関係性は良くなったと感じています。

日常的に話をする

私は実家と新幹線を使っても7.8時間かかるほど遠くに住んでいます。

どうしても距離があるため会う機会は年に2.3回しかありませんが、週に2回ほどは電話で話しています。

仕事やプライベートの他愛もない会話から、時には資産形成や家計管理の話もするような関係性です。

基本的に特に用事がなくても連絡は取ります。

私の場合遠く離れた地にいるので、より頻繁に連絡するようにしています◎

FPを取ったという話から

私の場合、「FPを取ったよ!」という話から老後までのライフプラン作成に至りました。

FPはお金に関する全般的な知識を勉強する資格ですから、

「こういう勉強をした」

というところから、

「ライフプラン表ってやつを作れるよ〜◎」

という話になり、作成できました。

しっかり勉強して資格を取ったという実績は親も安心して任せることができます。

こう

そのためにもFPは取っておいて損なし!

ライフプランの作成してあげる経験はなくても、年金額を聞いてみたり、生活費を聞いてみたりといった要領で進めていきましょう◎

ライフプラン表の作成

私の場合、家計管理サポートを始めていたこともあり詳細まで聞いて作成することができました。

  • 今の収入
  • 退職金
  • 資産
  • 自宅のローン
  • 年金額

など全て聞いた上で老後をどう過ごしたいかという話までしました。

「これ!」

という過ごしたいかたちは見つかりませんでしたが、こんなことしたい、ここにいきたいなど思い描いている将来像を少し共有してもらうことはできました。

家計見直しへの取り組み

ライフプランはできたのでそこから少しでも無駄な支出を抑えるように伝えました◎

今年の目標は格安SIMへの変更です。

格安SIMに限らず固定費削減には手続きが多くて大変。。。

手取り足取りゆっくり伝えることで、少しずつ見直しに取り組んでもらっています。

すぐに理解してもらえたわけではありません。

小分けに説明して、「できる時でいいからやってみたら?」くらいの焦らないスタンスで進めました。

また、父と母でお金の理解度が違います。

父は投資に興味ありますが、母は投資に理解は示していますがそんなに乗り気ではありません。

そのため、父が投資していることに不安感が強かったです。

母に投資に関してどんなものか簡単に説明を重ねることで、完全な理解までは至っていないですが、多少許容してくれています。

母が無理に投資をする方向ではなく、多少理解してもらうくらいで良いと思って説明しました。

このように一気に進めずに、妥協点を見つけながら少しずつ歩み寄るのが大切です。

やってみた感想

やった感想はいいことしかありませんでした!

特に私は実家を出て遠く離れた場所に暮らしています。これから実家に戻ることもほぼないでしょう。

だからこそ、親のことは心配ですし早めに知っておきたいという思いがありました。

親に信頼してもらえていたのか、ライフプラン表や家計管理のアドバイスもスムーズに聞き入れてくれました。

こう

また1つ親子仲良くなれました◎

親に限らず祖父母にも、より親孝行や祖父母孝行してあげたいなと思っています◎

まとめ

今回は親のライフプラン表作成、家計管理なついて。私の実体験を含め、重要性と注意点を交えながらお伝えしました。

すぐに教えてもらえるものでもありませんし、親は親なりの生活スタイルがあります。

十分に尊重した上でいい方向へ導くというスタンスで接していくことが重要です。

こちらに無理なく家計管理をしていくことについても記載していますのであわせて読んでみてください。

併せて読みたい頑張りすぎない家計管理・資産形成のコツ3選

最後までお読みいただきありがとうございました。

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